住宅ローンどう選択?

 今日は暖かい! これから暖かい日が多いとの予報。嬉しいですね。

さて最近、中日新聞に住宅ローンの記事などがチョクチョク掲載されています。

2月24日付けの新聞にも、住宅ローンをどのように選べばいいのか?という記事が載っておりましたので、ご紹介いたします。

 

 住宅ローンの金利は、大きく分けて「全期間固定型」「固定期間選択型」「変動型」の三つのタイプがあります。

どれがいいかは考え方やライフプランによっても異なります。

 

 全期間固定型は、返済が終わるまで金利が変わりません。借りた時点で総支払額がわかるため、将来設計や家計の管理がしやすくなります。

住宅購入の予算を考える際、まずこの固定型で考えてみるのがおすすめ。現在は、契約時の金利は変動型に比べて高いのが一般的です。

 

 一方の変動型は、金融情勢の変化に応じて通常半年ごとに金利が変わります。金利が上がれば返済額が増え、下がれば減ります。

ただ、金融緩和が長引く中、銀行同士の金利引き下げ競争もあり、1%未満のかなり低い状態が続いています。

一般的には、ある程度の経済的な余力がある人がいいでしょう。

金利が上昇しても、繰り上げ返済をすることで負担を軽減できるなどの対策を取れるからです。

 

 固定期間選択型は、最初の10年などの一定期間は金利が変わらず、その後に改めて変動型にするか固定型にするかを選ぶタイプ。

おすすめなのは、園児や小学生がいる家庭。最も教育費がかかる大学生の時期までを固定期間に設定すれば、その間の返済額は一定なので、教育資金を別に積み立てるめどが立ちやすくなります。

 

 今は住宅ローンを利用する人の8割ほどが変動型を選んでいる印象です。

不動産会社も、今の金利のままだと総返済額が安くなる変動型をすすめる場合が多いようです。

ただ、将来の金利がどうなるかは専門家でもわかりません。今は低金利だから変動型がいいと考える人もいれば、将来の金利上昇を見込んで固定型にする人もいます。

   変動型を選び、金利が高くなったら固定型に借り換えればいいという人もいますが、基本的にそれは難しいでしょう。固定型の金利は変動型の金利よりも先に上がるからです。

 

 また、金利はローンを借りる人の職業や財産の状況によっても変わります。

その銀行でクレジットカードを作ったり、給与の振込口座を開設したりすると金利が優遇される場合も。

ローン契約時に必要な保証料が無料でも、その分事務手数料が高いこともあります。

家の近くにその銀行の支店やATMがあるかなどの利便性も大事。

不動産会社に紹介された以外の銀行にも住宅ローンについて聞いてみてください。特に自分のメインバンクなら資産状況もわかっているので話がしやすいと思います。

 

 ローンを決める際は多くの要素を検討し、なぜそのタイプを選んだのかを自分で説明できるといい。

借りてからしばらくたつと、月々の返済額は知っていても、金利がいくらかを忘れてしまう人もいます。

納得してローンを選べば、借りた後も関心を持ち続けて、金利上昇などのリスクにも備えることができるでしょう。

 

 住宅購入を考えるタイミングはお金について考える絶好の機会。

住宅ローンを考えながら老後資金や教育資金に問題がないかも確認してみましょう。

投資信託などを活用し資産運用を取り入れることで、住宅に充てられるお金を増やすこともできるかもしれません。