大手5行 住宅ローン金利上げ幅 固定型0.10~0.34%

 令和4年12月31日の中日新聞朝刊の記事です。

 

 みずほ銀行など大手銀行5行は31日、来年1月に適用する住宅ローン金利を発表した。

固定型10年の最優遇金利は今年12月から0.10~0.34%の上げ幅となり、みずほ銀行は1.10%から1.40%と2014年5月以来8年8ヵ月ぶりの金利水準に引き上げる。

最も上げ幅が大きかった三井住友信託銀行は1.05%から1.39%になる。

上昇幅は13年6月以来9年7ヵ月ぶりの大きさ。

 日銀が今月20日の金融政策決定会合で大規模な金融緩和策を見直し事実上の利上げに踏み切ったことで、長期金利が上昇したことに対応する。

りそな銀行は1.08%から1.18%に、三井住友銀行は0.88%から1.14%に、三菱UFJ銀行は0.87%から1.05%に上げる。

最も上げ幅が小さかったのは、りそな銀行の0.10%だった。

固定金利が上がるのは、新規に借り入れる際の住宅ローン。

既に固定型でローンを組んでいる場合、契約済みの固定期間の金利は変わらない。

 一方、短期金利に影響を受ける変動型の住宅ローン金利は、今回は各行とも変わらなかった。

ただ世界的な金利上昇や日銀の政策修正を受け、変動金利にも上昇圧力は強まっており、先行きを見通すのは難しい。

 日銀が政策修正で長期金利の上限を0.25%程度から0.5%程度に引き上げて以降、指標である新発10年債の金利も上昇し、0.4%程度で推移している。

 マンションや一戸建て住宅の価格は、資材の高騰や人件費増で全国的に上昇傾向にある。

住宅ローン金利の上昇で支払いが増えれば、食料品などの物価上昇が家計を圧迫する中で、さらなる痛手となりそうだ。

 

 

 給料は上がらないのに、何もかもが凄い勢いで上がっていってます。どうしたもんでしょう。